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英会話に向いている子の性格的な特徴とは?

子供の英会話の上達スピードは、性格の影響を受けると言われています。社交的な性格の子や失敗を恐れない子は、英会話の上達が早くなるでしょう。逆に、内向的な子やおしゃべりが苦手な子は、英会話の上達が遅くなる可能性があります。

英会話に向いている性格の子なら問題ありませんが、向いていない性格の子であっても、親から与えるちょっとした工夫で英語に向き合うときの性格が変わるもの。あきらめずに、お子様の英語学習をしっかりとサポートしていきましょう。

社交的な子

社交的な子は、積極的に他人と関わろうとします。その他人が英語圏の人であれば、持てる限りの英語の知識を使い、一生懸命関わろうとするでしょう。もっと深く関わりたいと思えば、もっとたくさん英語を勉強するでしょう。自分の社交的な性格から来る欲求にしたがっているだけなのですが、結果として、英会話の力が効率良く身についていきます。 社交的でない子は、その逆です。あまり他人と関わりたくないので、英語を使う頻度もほとんどなくなり、結果として英会話の習得も進みません。あるいは、受験英語としての知識ばかりが蓄積され、英会話はほとんどできないという状態に陥ることもあります。

なお、社交的でない子を社交的な性格に変えることは簡単ではありませんが、親が率先して以下のような取り組みを行えば、少しずつ子供は社交性が高くなっていくこともあるので実践してみましょう。

特に、親自身が社交的な姿を子供へ見せることは大切です。

おしゃべり好きな子

もともと「おしゃべり」な性格の子は、英会話の上達が早いと言われています。

おしゃべりな性格の子は、日本語を使っているときだけではなく、英語を使っているときもおしゃべりになりがち。「発音が変だったら恥ずかしい」「文法が間違ってたら通じないかな」などの気持ちはどこかにあるものの、それらの気持ちよりも「しゃべりたい!」という気持ちのほうが勝り、結果としてスピーキングの絶対時間が増加します。英会話の力は、スピーキングの絶対時間に比例する側面もあるため、おしゃべり好きな子は英会話の上達も早いのでしょう。

逆におしゃべりが苦手な子は、おしゃべりをする際のテーマや段取りを決めておくようおすすめします。

例えば、日本だけではなく外国でも、会話始めの鉄板ネタとして「天気」の話題があります。誰も不快にならない無難なテーマなので、ぜひ会話を始めるとっかかりのパターンの1つとしておきましょう。

あるいは、相手を褒めることで会話の流れを作る方法も有効。シンプルに「I like your ●●」(あなたの●●、とってもいいね!)というパターンにあてはめ、会話のきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。

自己主張が強い子

物事に対し、好き嫌いや自分の意見を明確に言える子、つまり自己主張が強い子は、英会話の上達が早いとされています。

英語圏では、自分の感じ方や考えを明確に言葉で表現すればこそ、会話が成り立ちます。日本人のような「以心伝心」という不思議なコミュニケーション法は、基本的にありません。言葉をもって明確に自己主張しなければ、英語で会話する機会が減り、結果として英会話の上達が遅くなってしまいます。

中には自己主張が著しく苦手な子供もいますが、親の接し方次第で自己主張できる子供へ性格が変化していくこともあります。

例えば、多くの親は子供の意見表明において、意見の内容を重視し「正しい」「間違っている」と評価したり、「こうしたほうがもっと良い」と助言したりする傾向があります。もちろん、内容に対して評価することも大切なのですが、それ以上に「子供が意見表明をした」という行為自体に関心を示すことが大切。意見の内容に気になる部分があれば、軽く指摘しておく程度で問題ありません。

意見表面をした行為自体に対し親として最大限の関心を持つようにすれば、徐々に自己主張を恐れない子供に育っていくと言われています。

失敗を恐れない子

失敗や間違いを恐れず、果敢に英会話をする子は上達が早いでしょう。逆に、失敗や間違いを恐れて会話することに控え目な子は、上達が遅くなることもあります。

失敗を恐れない子の上達が早い理由は単純で、失敗を恐れないからこそ、スピーキングの機会が増えるから。英会話の力はスピーキング時間に比例する側面もあるので、失敗を恐れず果敢に会話をしようとする子は、結果として上達も早いという理屈です。

子供か大人かに関わらず、日本人の多くは失敗を恐れがちです。その主な理由は「完璧な英語」を話さなければならない、という無意識のプレッシャーにあります。

しかしながら、「失敗を恐れなくてもいいよ」と伝えても、なかなかそのような気持ちにはなれません。あらかじめ話す内容を暗記しておいたり、話題に窮したときに話す内容をメモしておいたりなどし、あらかじめ失敗しない環境を整えておくことも大切でしょう。

「性格」で英語力を伸ばせる

社交的な子やおしゃべり好きな子、自己主張の強い子などは、概して英会話の上達が早いものです。言い換えれば、英会話の上達には子供の性格が深く関与している、ということでもあります。

性格的に英会話が向いていない子供については、「うちの子は性格的に英会話には向いていない」と捉えるのではなく、「英会話を通じてうちの子の性格を変えていこう」と捉えることが大事。英会話で自信を付けたことをきっかけに、性格が大きく変わっていく子供は大勢います。今のお子様の性格に関わらず、ぜひ英会話教室を選択肢の1つに入れましょう。